- 出演者
- 横川浩士 川口由梨香
オープニング映像。
アメリカ・トランプ大統領はイランの核開発に関してIAEAによるイランへの査察は100%行われる」と述べた。戦闘終結に向けた覚書でアメリカとイランは核開発問題を交渉することになっているが、アメリカ側がIAEAの査察官の受け入れにイランが合意したと主張する一方で、イラン側は査察の計画はないと否定している。議会上院はイランとの戦闘終結を求める決議案を可決し、与党・共和党の議員4人も賛成し、議会の承認を得ない軍事行動の継続に反対する意思を示した。法的拘束力はないが、懸念の高まりを示すものだ。一方、トランプ大統領はペンシルベニア州でイランをめぐる成果を強調した。大統領は24日、議会で上院の共和党議員と会合を開く予定。議員たちはイランとの覚書について大統領に多くの質問があるとみられる。
アメリカとイランの戦闘終結に向けた覚書に基づく初めての高官協議は22日に終了した。今後は実務者協議が今週いっぱい続くとされている。早速、双方の主張に隔たりも見られる。イランの核開発をめぐってアメリカ・バンス副大統領が22日、イランがIAEAの査察官の受け入れに合意したと主張したのに対し、イラン外務省・バガイ報道官はIAEAが査察を行う計画はないと否定した。トランプ大統領は23日、「査察は100%行われる。もし彼らの言うとおりなら今すぐ協議を中止する」と主張し、早くも協議内容をめぐって駆け引きが繰り広げられている。今回の高官協議では一定の成果もあった。仲介国のカタールとパキスタンの共同声明によると、覚書の履行を監視する「ハイレベル委員会」を設置し、ホルムズ海峡の安全な航行の確保に向けた連絡体制の構築、レバノンでの軍事作戦の確実な終結のための調整組織を設置するとしている。
協議が始まったことでホルムズ海峡をめぐっても新たな動きがあった。IMO(国際海事機関)は23日、ホルムズ海峡で足止めの船舶を退避させる計画を開始すると発表。この計画はイランやオマーン、湾岸諸国やアメリカなどと協力して実施するとしている。ペルシャ湾には船員1万1000人以上が留められており、ドミンゲス事務局長は声明で「安全な航行のための条件を徹底的に検証した」としている。ニューヨーク・タイムズは「安全上のリスクのため湾内にとどまっている船舶にとって歓迎すべきものだ」とするアナリストのコメントを紹介。欧米メディアによると覚書の署名後、一定の数の船舶がホルムズ海峡を通過しているが、戦闘前の水準には戻っていない。覚書では交渉期限が過ぎた後にイラン側が通航料を徴収するなど管理を続ける可能性が残されている。双方の立場が異なる問題は内容が具体的になればなるほど違いが浮き彫りとなってくる。実務者による協議で両者の隔たりを埋め、具体的な成果につながるのか注視していく必要がある。
ロシア・プーチン大統領は23日、軍事大学などの卒業生たちとの会合に出席した。ウクライナ情勢について、前線ではロシア軍がウクライナ軍より優勢だと強調したうえで、ロシアの石油関連施設にウクライナによる攻撃が相次いでいることについて、社会を動揺させるためだと述べ、ロシア社会を不安定化させるのが狙いだとの見方を示した。
イギリス・スターマー首相が辞任する意向を表明したことを受け、次の首相候補に名前が挙がるバーナム下院議員が与党・労働党の党首選挙に立候補する意向を示した。有力とみられた対立候補が党首選に立候補しない考えを示し、バーナム氏が次の党首として首相になる可能性が高いとみられている。マンチェスターの市長として知名度を上げていたバーナム氏は先週行われた議会下院の補欠選挙で当選し国政に復帰したばかり。イギリスのEU離脱をめぐり国民の意見は真っ二つに割れた。その後10年足らずのうちに6人の首相が交代した。他の候補者もいるかもしれないが、バーナム氏ほどの人気はない。週末にも首相就任が決定的になるかもしれない。野党・保守党の党首は国ではなく労働党が焦点になっていると懸念を示した。
イギリス・スターマー首相が辞任する意向を表明した。おととしの総選挙で14年ぶりに政権交代を果たして就任したスターマー首相だが、約2年で辞任に追い込まれた形。スターマー首相は就任以降、国民の生活水準向上に取り組むと強調していたが、物価高対策や財政再建に向けた増税など国民の不満が高まり支持が低下。先月行われた地方選挙で与党・労働党が大敗し、右派政党・リフォームUKが躍進したことで辞任への圧力が強まった。次の首相候補に挙がっているアンディ・バーナム氏は2001年から16年間、下院議員を務め、保健相なども担った。2017年にマンチェスター市長に就任。市長としての行政手腕への評価が高く、“北部の王”と呼ばれるなど知名度を上げてきた。先週行われた議会下院補欠選挙でリフォームUKの候補者を抑え勝利し国政に復帰した。次の労働党の党首選挙に立候補する意向を示していて、党内では次の総選挙で勝てる党の顔としてバーナム氏に期待する声が高まっている。イギリスはロシアによる軍事侵攻が続くウクライナを積極的に支援する主要国の一つ。スターマー首相はウクライナへの支援でリーダーシップを示すなど外交手腕には一定の評価があった。首相の交代でイギリスの外交政策にどのような変化が見られるかも注視する必要がある。
2016年6月23日、イギリスはEU離脱を問う国民投票を行った。EUの規制から解放され自由になろうと訴えた離脱派に対し、残留派はEUにとどまることの経済的な利益を訴えた。結果は「離脱」が52%と「残留」の48%を上回り、イギリスは2020年1月にEUを離脱した。国民投票から10年、世論調査では6割近くの人が「離脱は間違いだった」としている。国民投票がイギリス社会に問いかけたものは何だったのか読み解く。
解説委員・税所玲子の解説。国民投票の結果、イギリスはEUから離脱した。世論調査では6割近くが「離脱は間違いだった」と答えた。EU離脱の後遺症は経済などに今も残っていて、政治が安定していたと言われるイギリスで首相が次々と交代する事態も起きている。国民投票は当時政権を率いていた保守党・キャメロン首相がEUをめぐる党内の路線対立に決着をつけようと実施に踏み切ったが、予想外の離脱という結果となり、政権も議会も大混乱に陥った。2024年に労働党が政権を奪還するまで4人の首相が交代した。国民投票が政治不信を加速させ、長年社会に潜んでいた格差などの問題が一気に表面化した。国民投票のキャンペーン中には女性議員が極右の男にナイフで襲われ殺害される事件が起きたり、離脱派が統計を誇張して世論をミスリードした可能性なども浮上し苦い記憶を残した。EU離脱運動の原動力となったリフォームUK・ファラージ党首は不法移民や難民、治安・国境管理、多様性の尊重など「価値観」に関わる問題を焦点にしてさらに分断を深めているという指摘もある。ファラージ氏は自らをエリートと戦う政治家と位置付け、少数派が過剰な配慮を受ける反面、多数派の白人が虐げられているという構図を描く。ファラージ氏は離脱について期待した成果を生まなかったとしつつ、失敗はEUとの交渉を行った「既存政党」のせいだとエリート批判に変えている。先月の地方選挙では「離脱に投票」が60%以上の地域でリフォームUKが支持を集めた。
スコットランド自治政府は市民議会を地域の政策のプロセスに取り入れる取り組みを始めている。市民議会は幅広い意見を政策に反映させるため、市民が集まり「熟議」を重ね提案を導くもの。ダンファームリンで開かれた市民議会では「10年後を見据えながら地域社会をどう発展させていくか」をテーマに、性別・年齢・人種・支持政党・学歴など町の人口構成と同じになるよう調整された35人が参加した。熟議と民主主義に詳しい専門家は、こうした熟議は対立を和らげる効果が期待でき、国民投票など大きな政策を問う時にも有効と話している。イギリスで労働党と保守党の二大政党で首相の交代劇が繰り返されるのは、二大政党が市民の不満の受け皿になり得なくなっている表れとも言える。今後はリフォームUKをはじめ左派の緑の党やスコットランドやウェールズの地域政党に支持が分散する多党政治の時代に向かっているとの指摘もある。それぞれの利害を調整するためにも熟議、歩み寄りの姿勢が一層重要になってくる。
アメリカ・トランプ大統領は量子コンピューターの開発を推進するとともに、関連するサイバー脅威からの政府のシステムを保護する取り組みを加速するよう指示した。量子技術は科学やサイバーセキュリティーのあり方を一変させる可能性があり、中国との競争においてアメリカの取り組みを強化する狙いがある。23日、トランプ大統領は史上初の量子コンピューターを2028年までに開発するための大統領令に署名した。2つ目の大統領令では量子コンピューターが最高レベルの暗号を解読できるようになる時に備え、国のサイバーセキュリティの強化を求めている。 トランプ大統領の従来のスーパーコンピューターを遥かに上回るスピードで計算可能なコンピューター開発に向けた最新の試みだ。
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世界経済フォーラムと中国政府が共催する国際会議が中国・天津で始まった。会議ではAIをめぐる課題などについて議論が行われている。フォーラムでは世界経済は高インフレ、高債務、低成長という難局をどう打開するか、EUや日本の利上げ、アメリカも年内1回の利上げの予想で、グローバルな経済の成長に複雑な影響を与えるのではと注目されている。地政学的な変化で原油価格の変動が続いているが、専門家は中国は先手を打ったため国内の産業チェーンの影響が限定的だと指摘している。一方、AIは10もの関連会議が開催される予定。参加者はAIによる経済への効率と収益の向上やリスク回避などについても議論した。
フランスの首都パリの23日の最高気温は41度。激しい暑さに見舞われ、エッフェル塔では閉館を深夜1時から午後4時に繰り上げた。ルーヴル美術館も歴史的建造物のため暑さへの対策が行われておらず、館内で一番熱がこもるのが夕方だとして閉館時間を早めることを検討している。モン・サン=ミシェル修道院では観光客が炎天下で行列する一方、当局は午後は来ないよう呼びかけた。救護テントが設置され、赤十字が見回りをしている。暑さの影響を抑え、混雑を避けるためシャトルバスの乗客数も制限された。
サッカーW杯では選手の活躍だけでなく、サポーターの応援も楽しく、それぞれの国の特色が一目で分かって見どころ満載。決勝トーナメント進出を決めたノルウェーのサポーターたちはバイキングのように船を漕ぐ動きを一斉にして選手を応援し勝利を喜び合った。カナダ・トロントではドイツのサポーターたちが「長くつ下のピッピ」の替え歌で声を張り上げた。スコットランドのサポーターはタータン軍団と呼ばれている。セネガルに3-2で勝ったノルウェー。ハーランド選手を要するチームは試合後、ピッチ上で船漕ぎのパフォーマンスを披露した。ノルウェーのバイキングの船漕ぎスタイルは試合会場だけでなく、ノルウェー議会でも初戦のイラク戦に勝利した後の18日、議長の呼びかけで議員が一斉に行った。日本のサポーターも試合後にゴミ拾いをすることで知られている。FIFAの公式SNSでも紹介され、サポーターの様子もW杯観戦の楽しみの一つだ。
W杯の試合をテレビで観戦して精いっぱい応援すると体に影響がないのか取材した。専門家に依頼してどのようなストレスを感じるか調べた。ケイン選手のペナルティキックが決まった直後、心拍数が増え血圧も上がり気味だった。呼吸も増えた結果、脳の血流が少し減っていた。健康体であれば程々のストレスは大丈夫だという。
グアテマラにあるフエゴ火山で溶岩が飛んできて登山客が間一髪で逃げる様子が映像に捉えられた。フエゴ火山は世界で最も活動が活発な火山の一つとされ、2018年の噴火では多数の犠牲者が出ているが、登山は正式には禁止されていないという。当局は火山の近くを登る際は規制を守るよう強く呼びかけている。
パキスタンでは今の時期、昼夜問わず厳しい暑さが続く。高温と大気汚染により建設業など屋外で働いていて入院する人も増えている。経済格差が引き起こしている問題が温暖化によりさらに深刻になっている。
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これまでに入っている世界の放送局の主なニュースを伝えている。
あすはサッカーワールドカップ北中米大会の放送で番組はお休み。
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エジプト・カイロで太鼓や舞踊など伝統芸能を披露する催しが行われた。テーマは「平和と対話」。12回目を迎えた今回は様々な国や地域から15の団体が参加した。インド、スーダン、パレスチナのパフォーマンスを紹介した。ディレクターは「どの国や地域も戦争などで苦しむことがなくなってほしい」と語った。
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