台湾の頼清徳総統が米国に立ち寄ることについて、中国外務省の報道官はきょう夕方に行われた記者会見で「中国は米国と台湾のあらゆる形の公式交流に断固反対し、台湾当局の指導者がどんな名目であっても訪米することに反対する」と述べ、強く反発した。同時に米国に対し「台湾独立勢力に誤ったシグナルを送ることをやめるよう求める」とした上で、「中国の主権を断固守る」などと強調した。頼総統は、あすから就任後初めての外遊でマーシャル諸島など太平洋の3カ国を歴訪する予定。台湾メディアは総統府関係者の話として「頼氏が途中で米国のハワイや米国領のグアムに立ち寄る」と伝えている。