グスタフスベリには新進気鋭のアーティストたちが工房を構えていて、松崎さんは陶芸家のキーナさんのもとへ向かった。キーナさんは古い家具、調度品の装飾パーツを生地に押し当て、皿を彩る模様にしている。作品はノーベル賞の晩餐会に用いられるなど、独創的な発想は高く評価されている。また、松崎さんは大家のマルガレータさんのもとで、クリスマスの装飾をお手伝い。マルガレータさんには双子の姉がいて、陶芸作家のキーナさんだった。飾り付けが一段落すると、テーブルには食器、キャンドルが並べられ、クリスマス伝統のユールボードが作られた。大皿を囲み、ビュッフェ形式で楽しみを分かち合う。マルガレータさんのパートナー、ステファンさんがギターを演奏し、娘のハンナさんは「家族で一緒に過ごせるのが一番。みんなに会えてとても嬉しい」と語った。