- 出演者
- 鈴木亮平 JUJU
今回はクリスマスアイテムを求め、スウェーデンを旅する。
- キーワード
- スウェーデン
アンティークバイヤーの松崎由貴子さんはスウェーデンで生まれ、12年前に移住した。11月下旬頃から各地でクリスマスマーケットが開かれていて、松崎さんは見て回ると、コケモモをベースに、赤ワインにスパイスなどを加えて温めた「グロッグ」を勧められた。スウェーデンでは人々の暮らしのそばに妖精がいると信じられ、農場に幸福をもたらす存在とされたのがトムテ。19世紀、クリスマス文化が持ち込まれると、サンタと合わさった。松崎さんは工芸作家のインガ・ブリットさん宅を訪い、作品や制作工程を拝見した。天井から吊るされたリースはフライングリースと呼ばれ、いわば自然のシャンデリア。スウェーデン全土の森、湿った場所に自生するスギゴケを使っているという。
スウェーデンのクリスマスアイテムの1つ、フライングリースはスギゴケで作られている。制作者によると、根が長いスギゴケを見つけるのは大変だという。リースに触れた鈴木亮平は麻を思い出したという。
スウェーデンのダーラナ地方は湖、森など美しい自然に囲まれ、伝統工芸品「ダーラヘスト」も作られている。中部のレクサンドに暮らす松崎さんは地元のセカンドハンドショップを訪い、開店すると機敏な動きで店内を進み、商品を選び取っていった。日本から依頼されたものは発見できたが、自身のお眼鏡に叶うものは見つからなかったという。別の店では工芸品の1つ、「スポーンコリ」をゲット。薄く割いた松の木を編んで組み上げたカゴで、頑丈さ故に100年を超えても残るという。だが、松崎さんのお目当ては「ルーテボ・セラミック」。家族経営の小さな工房で作られていて、生産数は多くないことから、幻の陶器人形と謳われる。
- キーワード
- スポーンコリレクサンド(スウェーデン)
首都のストックホルムで、松崎さんは蚤の市を見て回り、スウェーデンを代表するデザイナー、リサ・ラーソンが90年代にデザインしたエッグカップを購入。さらに10年来の知人で、アンティークディーラーのレーナ・コルムビークさんのもとを訪問した。レーナさんは手のひらサイズの小さなルーテボを所有していた。実は松崎さんは毎回2000点もの品が出されるオークションハウスにて、ルーテボのオブジェを落札。オブジェはイエス・キリストの誕生を表現していて、ルーテボならではの素朴、愛らしさも感じられた。
スタジオにはイエス・キリストの生誕を表現したルーテボのオブジェが用意され、JUJU、鈴木亮平が鑑賞した。鈴木は計算されたデザインと、手仕事ならではの偶然が混じり合い、調和のとれたオブジェが欲しくなったという。木製のカゴ「スポーンコリ」は果実、キノコの収穫の際にも使われたといい、80~100年前につくられた逸品だった。
- キーワード
- スポーンコリ
グスタフスベリには新進気鋭のアーティストたちが工房を構えていて、松崎さんは陶芸家のキーナさんのもとへ向かった。キーナさんは古い家具、調度品の装飾パーツを生地に押し当て、皿を彩る模様にしている。作品はノーベル賞の晩餐会に用いられるなど、独創的な発想は高く評価されている。また、松崎さんは大家のマルガレータさんのもとで、クリスマスの装飾をお手伝い。マルガレータさんには双子の姉がいて、陶芸作家のキーナさんだった。飾り付けが一段落すると、テーブルには食器、キャンドルが並べられ、クリスマス伝統のユールボードが作られた。大皿を囲み、ビュッフェ形式で楽しみを分かち合う。マルガレータさんのパートナー、ステファンさんがギターを演奏し、娘のハンナさんは「家族で一緒に過ごせるのが一番。みんなに会えてとても嬉しい」と語った。
JUJUは「日本ではクリスマスはカップルの日みたいな、関係ないです。お家でひとりで飾り付けしながら、家族のことを思ってもそれでステキなクリスマスだと思う」などと語った。
- キーワード
- スポーンコリ
2020年10月から三浦春馬に代わってMCに就任した鈴木亮平が一旦、番組からの卒業を発表した。番組に関わることで、物欲が刺激され、部屋がモノでいっぱいになったといい、JUJUは「せかほしあるある」と語った。最後にJUJUが花束を鈴木に贈呈した。
- キーワード
- 三浦春馬