きょう発表された先月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が、去年の同じ月より上昇した。正月向けの食材などを扱う東京・上野のアメ横商店街では仕入れ値が上昇している食材も多いという。クリスマス商戦が本格化している大手家電量販店のおもちゃ売り場では1万円を超えるような高価格帯の商品の売れ行きも好調だという。おもちゃメーカー(バンダイ)の調査では、子どもへのことしのクリスマスプレゼントの予算は、平均で8138円。物価高などを背景に、去年より420円増えているという。一方先月の消費者物価指数で生鮮食品を除く食料の上昇率は、4か月連続で拡大。中でも米類の上昇幅はこれまでで最も大きくなった。コメの大幅な値上がりについて、農林水産省は、生産コストの上昇分を販売価格に上乗せする動きが広がっていることに加えて、この夏、コメが品薄になってから集荷業者の間で、コメを多めに確保しようとする動きが続いているためだとしている。物価高が長引く中、生活に困っている家庭への支援がより必要となるのがこの12月。冬休みで給食がなくなるほか、暖房の費用がかさんで、食費を切り詰める家庭が増える。東京都練馬区のNPO法人ではひとり親世帯を支援しようと、個人や企業から寄付された米や餅のほか、クリスマス気分を味わってもらいたいと、おもちゃなども無料で配っていた。
URL: http://www.gnjp.org/