ヨーロッパ進出を決意していた森英恵だが当時ある葛藤を抱えていた。アメリカ進出から約10年、洋服は飛ぶように売れていたが鮮やかな色彩と蝶のデザイナーというイメージが定着していたが色彩に疲れモノトーンの服をデザインしたくなっていた。そんな森英恵がパリで目指したのはオートクチュールの世界。オートクチュールとは手仕事で作る一点物の最高級オーダーメイド服。すでにヨーロッパでも顧客がついていた森英恵はパリにオートクチュール・メゾンをオープン。さらにオートクチュールコレクションを披露するなどパリでの知名度はさらに上昇。この当時からトレードマークだった蝶を封印しシックなモノトーンの作風になった。
