アメリカがイランに対して行った軍事作戦ではAIが初めて軍事行動に本格的に導入されたといわれている。しかし政府や軍、AIの開発企業の間では意見の対立が起きている。フランスから中継。1日、フランスへの投資を促す会合「チューズ・フランス」が開催され、その席で外国企業による投資計画が発表されることになっているが、日本のソフトバンクは総額で750億ユーロ、うち450億ユーロを2031年までにAI関連事業に投資する。現在AI分野はアメリカが支配しており、アンソロピック社は誰もが使えるAIモデル「クロード」を開発している。しかしホワイトハウスとの対立を抱えている。アンソロピックは先週、企業価値が9000億ドルに達し、シリコンバレーのライバル企業からその王座を奪った。オープンAIのChatGPTや、GoogleのGeminiと同じようにアンソロピックもオンラインの対話型AI「Claude」を提供している。現在、市場でトップクラスの高性能AIとされている。特徴はいくつかの指示を与えるだけでソフトウェアやアプリを作れること。またリアルタイムでデータを分析する能力も長けている。高性能が評価されアメリカ国防総省ペンタゴンのハイセキュリティコンピューターでも使用されている。しかし今年はじめ、アメリカの国防長官はアンソロピックに対し、軍への協力不十分で利用禁止も辞さない姿勢を示した。トランプ大統領もこの問題に介入し、「アンソロピックは態度を改めて我々に協力すべきだ。そうでなければ大統領の権限を行使して協力させる」と警告した。その数日前にはアメリカ軍がベネズエラのマドゥーロ大統領を拘束した作戦でクロードを利用していたことが明らかになった。アンソロピック側は事前に何も知らされていなかったとして一定の制限や安全対策を設けるよう求めた。アンソロピックのダリオ・アモデイCEOは「AIには人間の兵士のような判断力はない。命を奪う可能性のある技術を提供したくない」と述べた。その影響力を示すように数日前、アンソロピックの共同創業者がローマ教皇のもとを訪れた。数週間前にはアンソロピック社のCEOがホワイトハウスを訪れた。アメリカ政府との妥協案が検討されているとみられる。
