マクドナルド・ケンタッキー・ロッテリア、人気バーガーチェーンが揃い踏み、「秋の月見バーガー祭」。いまや秋の風物詩となっている「月見バーガー」だが、一体どのように誕生したのか。懐かしのCMとともに月見バーガー誕生の歴史をプレイバック。「月見バーガー」が誕生した1991年はプロ4年目の長嶋一茂さんがシーズン最多の4本塁打を記録した年。一方、日本経済はバブルが崩壊し外食産業も冬の時代に。そこでマクドナルドが打ち出したのは、日本人が愛する「季節限定メニュー」。しかし「月見」という商品名は当初「ベーコンエッグバーガー」という名前だった。さらに秋の季節限定販売となったのも月見は関係なく、たまごの流通に理由があった。暑い夏は鶏がたまごを産む量が減り、冬はクリスマスやおせちの具材として需要が高まり値段が上がる。安定してたまごを仕入れられる時期がたまたま秋だった。ではなぜ「月見」という名前になったのか。