「東京国際消防 防災展」の同日、別の展示会が開催されていた。「第31回 インテリアライフスタイル2023」は、デザイン性に優れた小物や雑貨などのインテリアの見本市。会場で来場者から気になる情報が。「ひだか和紙」という和紙を作る会社のブースで、皆が見ているのは、とても薄い和紙。コウゾの繊維を使った薄さ0.02mm重さ1.6g/m²の和紙。主に世界中の美術館の文化財の保存修復用に使われている。劣化してしまった古い書物を薄い和紙で挟んで傷まないように保存したり、古い仏像の色を塗りなおす際に新しい塗料が剥がれないよう上から貼ったり、元の素材を残したまま保存するのに世界中で大活躍。これは儲かっていそう。
高知県日高村へ。「ひだか和紙」の鎭西社長が薄い和紙の作り方を見せてくれるという。薄さに欠かせない作業が工場にあった。和紙は植物のコウゾの繊維でできている。コウゾの直径は一番細いもので0.02mm。ひだか和紙の厚さ0.02mmは、コウゾから作れる限界ギリギリ。植木さんは、手の感覚だけを使い、コウゾの繊維を全部0.02mmに揃えていく。その後、できあがりが美しくなるよう、コウゾの繊維の中の細かいゴミも取り除く。シート状に紙を漉いていくが、厚さ0.02mmの和紙は繊細すぎて手漉きだと破れるので機械で漉く。ゆっくりと加熱したら、完成。売上げはのぼりたいところ。鎭西社長は薄い和紙の新しい使い道も考えている。厚さ0.02mmの和紙に毛筆で文字は書けるか実験。
高知県日高村へ。「ひだか和紙」の鎭西社長が薄い和紙の作り方を見せてくれるという。薄さに欠かせない作業が工場にあった。和紙は植物のコウゾの繊維でできている。コウゾの直径は一番細いもので0.02mm。ひだか和紙の厚さ0.02mmは、コウゾから作れる限界ギリギリ。植木さんは、手の感覚だけを使い、コウゾの繊維を全部0.02mmに揃えていく。その後、できあがりが美しくなるよう、コウゾの繊維の中の細かいゴミも取り除く。シート状に紙を漉いていくが、厚さ0.02mmの和紙は繊細すぎて手漉きだと破れるので機械で漉く。ゆっくりと加熱したら、完成。売上げはのぼりたいところ。鎭西社長は薄い和紙の新しい使い道も考えている。厚さ0.02mmの和紙に毛筆で文字は書けるか実験。