きょう8月15日は「終戦の日」。91歳の山田洋次監督は満州から引き上げたときの経験を語った。映画「こんにちは、母さん」が公開される。少年の頃、はやく引き揚げの日が来ないかなと思っていたという。中国東北部に建国した満州に2歳の頃に移り住んだとのこと。日本人は威張っていたという。日本の敗戦で生活は一変。復讐の恐怖を抱いた。ロシアの兵隊は乱暴だったという。貧困に苦しめられたという。物価が上がっていった。つねに飢えていたという。敗戦から2年して大連から博多港へ引き揚げた。ウクライナ侵攻があり核使用の現実が高まっている。ニヒリズムの中で諦めてぼーっとしてるのが今の僕たちだと監督はいう。なぜこんなに無気力になったのだろう。変えていかなければいけない。