ステーキ店・ヌーベルバーグ(東京・墨田区)は円安などによる値上げで客足が遠のいているという。輸入牛肉の価格高騰により今年2月を含め5年間で計3回値上げを余儀なくされたという。12年前は300gが1750円だが、現在は4180円である。2012年5月1日当時外国為替市場は1ドル=79円台だった一方できのうは1ドル157円台で推移。その差は78円。値上げの波は他の食品にも。帝国データバンクによると今月の値上げ品目数は先月と比べおよそ7分の1に縮小した一方、大幅に伸びているのが値上げ幅。家庭用オリーブオイル製品では大手2社が最大60%以上値上げ。コカ・コーラボトラーズジャパンも一部商品を最大40%値上げ。帝国データバンク・藤井俊情報統括部長は「円安、原材料価格の高騰、原油価格の上昇などで秋以降も値上げは進むと思います」とコメント。電気料金も5月請求分から大手電力10社全てで値上がり。再生可能エネルギーの普及に向けて上乗せされる賦課金の増額が要因。東京電力では標準的な過程で561円負担が増すとの試算も。ダイキンはエアコンの冷房節電術の中で誤解が生じやすいものに関する検証結果を発表。エアコンの風向きは水平にすると部屋全体を素早く冷やせ、消費電力の節約になる。設定温度を1℃下げるより風量を強にした方が消費電力を抑えられ、真夏の日中2時間で約19円お得。