コメの価格高騰を背景に、農林水産省は「政府の備蓄米を21万トン放出する」と発表した。早ければ、来月下旬にも備蓄米が店頭に並ぶとみられる。今日午前9時頃、江藤拓農林水産大臣は「流通が滞っているこの状況を、なんとしても改善したいという強い決意の数字」などと述べた。流通の円滑化を目的に備蓄米を放出するのは初めてで、初回に15万トンを放出し、その後は市場の状況などを見ながら追加する考え。初回の入札の対象は、2024年産が10万トン、2023年産が5万トン。コシヒカリ5kgの価格は、去年5月頃に2400円程度、先月は4000円を突破した。