ヨーロッパコソボにある山で頂上を目指して走る1台のバイク。その道のりは危険と隣り合わせ。険しい道をひたすら進んでいく。山頂付近でバイクを降り歩き出す運転手。男性と合流すると運んできた黄色いバッグ2つを引き渡する。中身は、食料と合計50リットルの水。渡した相手は消防士。実は、この山では至るところで火災が発生するものの、道幅は狭く消防車が入れないという状況に。そこで、普段は歯科医として働くバイク乗りのスマイリさんがボランティアで水を運ぶと申し出た。一度に運べる水には限りがあるため、標高1900mの山頂に1日で20回登ることもあるという。長期化する山火事を何とか食い止めようと、更にバイク仲間3人にも声をかけ必死に活動を続けている。