藤元さんは、一つの街のようになった難民キャンプを目の当たりにした。110万人以上が身を寄せていた。現在も多くのロヒンギャが母国を追われ、去年だけで約14万人が新たに難民として登録された。日々の食料は、国連機関からの配給のみで、最低限の暮らしを余儀なくされている。また母国であるミャンマーを知らない子どもも少なくないという。藤元さんは、写真家のサハットさんに実際の難民キャンプの風景を映画に取り入れるため、撮影をお願いしていた。難民キャンプを赤く染める夕日の映像は、ロヒンギャの人たちが見つけるリアルな光景を伝えるカットとして使用されている。藤元さんは映画について、「故郷を追われた人はロヒンギャだけじゃない。いろんな国に同じような人が住んでいる。それを映画を通じて感じてほしい」などと話した。
