冨樫先生から頂いた回答を紹介。まずは宮田が最強の敵・メルエムとの最期について解説。関有美子の質問「メルエムの最期は最初から決めて描いた？」について冨樫先生はネームにとりかかる直前からその最中にひねり出されたもので、たて割りで黒地にフキダシだけのコマを数ページ続けるというアイディアも例外ではない。こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」の一部が頭に浮かび、脳内で再生された。その時にコムギとメルエムのやりとりを真っ黒なコマの中で淡々と続けようと決めた。名場面の共通点であるカケアミを使用した情緒的な描写に挑戦したいと思い、念願かなったのがコムギとメルエムの見開きだと回答。
続いて、「今ハマっていることは？」については休日という概念がなく、腰の調子が良いか悪いかによってその日の行動が変化する。アリがかっぱえびせんに集まりやすいという電子記事がきっかけで、この夏一瞬だけアリの同定ブームが来た。アミメアリが綺麗で感動した。ずっと続いてるマイブームは見ないTV番組を録画して円盤化すること。結局見ないのですが録画はやめられないと回答。この解決策に関有美子はテレビ番組のDVDボックス作りに励むとアドバイス。