広島県の西部を流れる太田川は下流でいくつかに分かれて瀬戸内海へ注ぐ。瀬戸内海の潮の満ち引きの影響を受け、干潮時には川岸に干潟が現れる。春の干潟には海水に浸かっても平気な塩生植物が生い茂る。干潟に生息する25種類のカニを狙って飛来するのがチュウシャクシギ。南の越冬地から北の繁殖地へ向かう渡りの途中で立ち寄る。広島県の北西部に位置する深入山は北東部に森が繁り、南東斜面は草原になっている。4月になると春の山焼きが行われる。6月になると緑に染まり、絶滅が心配されるヒメシジミなど蝶の楽園となる。
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