石破総理の退陣表明から一夜、水面下ではポスト石場をめぐる熾烈な戦いが始まっている。小泉進次郎農水相や小林鷹之元経済安保相らの名前が取り沙汰されるなか、きのう茂木敏充前幹事長がいち早く名乗りを上げた。茂木氏は政調会長や選挙対策委員長といった党の要職や外務大臣などを歴任した経験豊富なベテラン議員。第1次トランプ政権時には日米貿易協定の協議を担当し、トランプ氏から「タフ・ネゴシエーター」と称された。衆議院初当選の同期は岸田前総理と安倍元総理。安倍元総理は茂木氏について「同期で一番頭がいい男」と話していた。東大卒業後、アメリカ・ハーバード大学に進み世界有数のコンサルティング会社・マッキンゼーに勤務した超エリート。一方ベテラン議員からは「こだわりが強く人間性に難あり」との評価もある。去年総裁選前にはエプロンを着け料理をする姿を披露するなど意外性をアピールしたが9人中6位だった。前回の総裁選で4位だった林芳正官房長官も立候補の意向を固めたことが明らかになった。
