都内にあるから揚げ専門店では物価高の中、から揚げが5個入った定食が950円。この値段で出せるのは国産より安いブラジル産の鶏肉を使っているからこそだが、ブラジル産鶏肉の仕入れ値が上がっている。世界最大の鶏肉の産地であるブラジル、日本が輸入する鶏肉の約7割がブラジル産となっている。そのブラジル国内で先月~今月にかけ鳥インフルエンザの発生が相次ぎ、日本は感染が確認された3つの地域からの鶏肉の輸入を停止している。心配されるのが食卓への影響。鶏肉に力を入れているコモディイイダ 朝霞店ではブラジル産鶏肉を去年は100g73円で販売していたが今日は100g85円に。店側も鶏肉は目玉商品でなるべく値上げをしたくないため鳥インフルエンザの影響を懸念している。東京の国産鶏肉の卸売価格はもも肉が去年より約3割、むね肉は去年より約4割高値になっており、エサ代や輸送コストの高騰のほか、物価高で安い鶏肉に人気が集中していることも要因だという。そんな国産鶏肉に今後影響を及ぼす恐れがあるのが異常な暑さ。あきる野市の浅野養鶏場では8羽が熱中症で死んでしまったという。例年は7月中旬頃に設置する遮光カーテンを慌てて設置する事態に。また暑くなるとエサを食べなくなるので身のつきが悪くなる傾向があるとのこと。エサ代が高止まりを続ける中、空調設備などへの投資も難しいという。ブラジル政府は18日、鳥インフルエンザの感染収束を宣言し各国に輸入停止の見直しを求めていく方針。
住所: 埼玉県朝霞市本町1-10-4
URL: http://www.comodi-iida.co.jp/store/saitama/s007.html
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