世界で100万種もの動植物が絶滅の危機にあるとされる中、豊かな自然を守るとともにそこから得られる利益を配分するルールなどを決める国際会議が今日21日から南米のコロンビアで開かれる。土屋敏之解説委員が「世界196の国と地域が加盟する生物多様性条約の締約国会議で通常2年に1度開かれている。(焦点は)保全エリアの拡張や外来種対策など各国が行う対策を評価するこの仕組み作り、そして途上国の自然を守るための資金の支援、そして遺伝子のデジタル情報の利用から生まれる利益をどう配分するか。デジタル情報が生む利益については、配分のルールというのがまだ明確にないために、途上国側は公正な利益配分を求めて議論になっている」とスタジオで述べた。