尾河さんの予想レンジは158.50円~159.50円。アメリカとイランの合意が近いことに対する市場の期待があるため、やや円高方向。注目ポイントは「円高の条件」。ゴールデンウィークの為替介入以降も円安基調が続いている。これは日本の実質金利が下がっているということ。アメリカはイランとの合意が近いということで、期待インフレ率が直近でやや低下している。それによって実質金利が上昇している。一方、日本はイラン情勢が終結しても原油や石油化学製品などの供給制約が変わらずに円安が続くようであれば、インフル懸念が高まるということで、5月以降は期待インフレ率が急上昇している。円安になると期待インフレ率が上昇して、これによって実質金利が低下するので、また円安になる。再び160円を超えるようだと介入の可能性は高い。
