今回集まったのは俳優・坂口涼太郎、監督・福田雄一、芸人・長谷川忍の3人。福田監督がコメディシーンの撮影で重視しているのは、役者の役作りには一切口を出さないこと。役者について「監督からの要望を体現するだけの仕事じゃない」という考え。ミュージカルの稽古でも笑いのアイデアを求め続け、役者から批判されたことも。
今回集まったのは俳優・坂口涼太郎、監督・福田雄一、芸人・長谷川忍の3人。坂口が演技の参考にしているのは、「私生活で見かけた人間採集」。その人の細やかな動きを演技に活かしているんだそう。長谷川がお笑いに憧れたきっかけは、幼い頃に見ていたテレビコント番組。坂口が影響を受けたのはシティボーイズやラーメンズなど。福田はお笑い好きの父の影響で幼い頃からテレビのお笑いに触れ続けてきた。目指しているのは、伏線回収もなくギャグが連発されるような「アメリカンギャグコメディ」。
坂口は幼い頃から歌うことが好きで、両親の勧めもあって子どもミュージカルなどに親しんできた。一時はモー娘。に憧れたことも。この夢を諦めたことを契機にダンスを始め、先輩・八十田勇一からの「喋りたそうに踊っている」との指摘で役者志望に。長谷川は高校卒業後、1～2年は就職して地元で工場勤務。二十歳で上京し、ショーパブでものまねショーのMCなど経験。ここで出会った人とコントを披露するなどした後、相方を求めて養成所入り。ネタは面白いが客に伝わっていなかったじろうを誘い、シソンヌを結成。