ソ連時代、秘密裏に作られていた被爆医療の病院へ。当時の核実験を知る方々にお話を伺う。当時核実験場から50キロの村に住んでいたナギアシュさん(78)は爆発の際、8歳だった。放射能の影響について村の誰も知っていなかったといい、その影響で村で奇形児が誕生していることもわかっていなかったという。ナギアシュさんは30年前から体の関節が太くなり痛みに苦しんでいると語った。当時の実験でソ連は村の人々を退避させる時、わざと数十人を村に残し、人体実験を行っていた疑いもある。1960年代ごろからは周辺の村の人々も放射能の与える影響や核実験について勘づいていたが、ソ連軍に歯向かうことはできなかった。核実験の際、ソ連から避難するよう言われた村の生き残りの男性は当時、村人40人が村を管理するよう政府に言われ残り、爆発の影響で死んだと証言。「詳細は伝えず騙したんです。その後全員お亡くなりになりました」と語った。