サングレーザーはデビュー以来マイル中心に歩んできた三歳の若馬。四連勝で重賞初制覇になり、その勢いをかってG1初挑戦。7番人気ながらも、三着とし翌年の飛躍を誓う。四歳春には前哨戦を制して迎えた安田記念では無念を高鳴らせるが、僅差の5着で涙をのんだ。中距離レースでは鼻差の接戦で秋の大舞台へ。天皇賞(秋)に臨んだサングレーザーは中断からマイル戦で磨いた末脚にすべてを託した。接近したかにみえがどこまでも遠かった。
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