負けたら終わり、崖っぷちのドジャースを奮い立たせたのは大谷翔平選手。けさのドジャースの練習では、あすの登板が有力視される山本由伸投手が調整を行った。日本時間きのう行われた地区シリーズ第4戦、ドジャース×パドレス戦。1点を先制したドジャースは2回表、ランナー1、3塁の場面で迎えた大谷選手の第2打席、初球のスライダーを捉えタイムリーヒット、2点目を挙げた。大谷選手は右手を大きく上げ、「カモーン!」と雄叫びを上げチームを鼓舞した。負けられないドジャースはこれで火が点き、3回までの5点を奪いリード。4回表、大谷選手の第3打席はフォアボールで出塁。ベッツ選手のセンターフライでタッチアップし2塁へ進塁。大谷選手は手を振りアピール。打席には前日の試合でド派手なグランドスラムを放ったテオスカーヘルナンデス選手は3塁線を抜けたと思われたあたりが、審判の左腕に当たりボールが失速。サードがすぐに送球し、ホームへ突入した大谷選手はタッチアウトとなった。確実にドジャースに1点入ったであろうこのプレーに、ベンチで確認した大谷選手は珍しく声を上げ、怒りの表情を見せた。負けられない試合に、いつも以上に大谷選手は感情をあらわにした。その後もベンチで盛り上げるなど、プレー以外でもチームを鼓舞。大谷選手の活躍もあり、ドジャースが勝利し逆王手をかけた。地区シリーズ突破をかけ、あすパドレスとの決戦に挑む。ドジャース8−0パドレス。