明日から酒税の税率が改定され、「第3のビール」が値上げされる可能性がある。その為、「第3のビール」のまとめ買いの駆け込み需要が起きている。350mlあたりの酒税は、ビールが70円、発泡酒が46.99円、「第3のビール」が37.8円だった。しかし明日からは税率の改定により、ビールは63.35円と下がり、「第3のビール」は46.99円と上がる。埼玉県・越谷市の「スーパーマルサン 越谷花田店」では、多くの人々が「第3のビール」を大量に購入していた。店長の八木栄樹さんが、「明日からはビールの税率が下がる。入れ替えて、ビールメインで行きたい」などと話した。大手メーカーは、新商品を投入する。サッポロビールは、糖質とプリン体を減らした缶入り生ビールを、来月中旬から販売する。サッポロビールは、来月のビールの販売数量は、市場全体で去年の同月比の約4割増と予測している。アサヒビール、サントリーも新商品を開発している。キリンビールも、缶入りの麦焼酎ソーダ割りを来月から販売する。キリンビールの松村孝弘マネージャーが、「追い風があると見ている」などと話した。350mlあたりの酒税は、2026年には、ビールも発泡酒も「第3のビール」も、54.25円となる予定。