フランス・サンドニ市はアクセスが良く、家賃が安いことから移民や低所得者層なども多い「多様性ゆたかな街」だと住民はいう。五輪開催にあたり、選手村や競技用プール建設に伴い、再開発が急速に進んだ。サンドニ市在住の女性は福祉関連の仕事をしていて、娘2人と公営住宅暮らし。女性は「街は豊かになった。お金がかけられている」。以前より安全になったという。しかし給料は変わらないのに家賃は上がる。家賃を毎月21ユーロ上げ、371ユーロにすると市から通告があったという。このため安い商品を求めるなど節約を重ね遠出を控えるように。サンゴニ副市長のアドリアン・ドラクロワ氏は家賃などの急激な上昇が起こる可能性は低いと説明。むしろ街全体が豊になることで元々暮らしている人たちにもメリットがあると強調。サンドニの不動産業者はすでに不動産価格は高騰傾向にあり、新規物件の購入者の多くは富裕層だと指摘。選手村は6000人ほどが生活する住宅やオフィスに改装予定。