UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント・青木大樹さんは「アメリカのCPIは直近4月で前年比3.8%。6月までに4%なかばまで加速をみている。原油高、インフレの高まりは企業などに負担だが、足元の景気へのインパクトは限定的。米国経済は引き続き強さが続くとみている。背景はAI半導体、電力、インフラの投資が同時に進むスーパーサイクルがある」「スーパーサイクルとは複数との景気循環が同時に重なる。キチンの波、ジュグラーの波、クズネッツの波、コンドラチェフの波がある。今のアメリカ経済は、複数の波が同時進行している」「キチンの波はISM製造業景気指数の新規受注/在庫比率でみえる」「ジュグラーの波は企業収益・信用リスクによる。金融機関の貸し出し態度でみえる」「クズネッツの波は人口移動、建設インフラ投資による循環。サンベルト州(フロリダ、テキサス、ノースカロライナ、アリゾナ)へ非サンベルト(ペンシルベニア、ニュージャージー、イリノイ、ニューヨーク)から人口が移動。新しいインフラの需要を作っている。バイデン前大統領から製造業の国内強化、電力の送電、物流のインフラが拡大」「コンドラチェフの波は技術革新・社会制度変化による循環。過去には蒸気機関、鉄道、自動車、家電、インターネットと変遷した。次の大きな波はAI。GDPに占める情報処理機器・ソフトウエア投資の比率をみると、フィジカルAI、 エージェンティックAIなどサービスの活用、経済社会、生活様式に大きく影響する」「短期、中長期、長期、超長期の景気循環が追い風でスーパーサイクルに入っている。日本株にとっても追い風」などと解説した。
