バチカン内の心理戦を描いた映画「教皇選挙」。先のアカデミー賞脚色賞を受賞。くしくも、このその教皇選挙コンクラーベがまもなく始まろうとしている。バチカンは世界一小さな国。面積は東京ディズニーランドとあまり大差ない。そんなバチカンは普段から観光客で賑わっているが、今の雰囲気は特別。世界中から集まってきている枢機卿や関係者たち。枢機卿は教皇の補佐役で教皇選挙権を持つ人たち。5時間前に行われたミサ。このミサが終わるといよいよコンクラーベ。日本時間では午後11時半頃~133人の枢機卿が礼拝堂に移動し始まる。投票は誰にしてもいい。自分でもOKだが、3分の2以上の支持を獲得しないと教皇には選ばれず。きまるまで何日でも行われる。教皇は後継指名が出来ない。それゆえに選挙で決めるわけだが、13世紀に3年間も教皇が決まらなかったことから今のスタイルに。コンクラーベの意味はラテン語で鍵をかける。決めるまでは外にはでられない。黒い煙なら再投票、白い煙なら新しい新教皇の誕生。
カトリックの信徒は全世界に14億人。その情報網は協会として先進国はもとより、途上国の奥地まで張り巡らされている。当然、次の教皇が伝統的な価値観を重んじるのか、それとも多様性を重視し新しい未来を模索するのかで社会のあり方は大きく変わっていく。先月21日に88歳で亡くなった266代教皇フランシスコ。たやすいことではないとしていた自らの指名。在位12年の間に行ったのはこれまでのカトリック協会の常識を覆すも のばかりだった。それ故に、今でも宗教の垣根を超えた人気があるという。国内に6300万人のカトリック教徒がいるアメリカ。バンス副大統領も1人。トランプ政権になりアメリカで多様性が失われていく中、もし保守的な教皇が生まれた場合。それはより加速化するかもしれない。
カトリックの信徒は全世界に14億人。その情報網は協会として先進国はもとより、途上国の奥地まで張り巡らされている。当然、次の教皇が伝統的な価値観を重んじるのか、それとも多様性を重視し新しい未来を模索するのかで社会のあり方は大きく変わっていく。先月21日に88歳で亡くなった266代教皇フランシスコ。たやすいことではないとしていた自らの指名。在位12年の間に行ったのはこれまでのカトリック協会の常識を覆すも のばかりだった。それ故に、今でも宗教の垣根を超えた人気があるという。国内に6300万人のカトリック教徒がいるアメリカ。バンス副大統領も1人。トランプ政権になりアメリカで多様性が失われていく中、もし保守的な教皇が生まれた場合。それはより加速化するかもしれない。