イスラエルとユダヤ系住民とアラブ系住民などが共同運営する非営利の生産者団体・ガリラヤのシンディアナ。この団体が作るオリーブオイルなどを扱うのが宮城県・青葉区の古本カフェである。パレスチナやイスラエルではオリーブが盛んに栽培されている。団体は日本のドキュメンタリー映画「パレスチナ・レポート」にも取り上げられている。団体はアラブ人女性とユダヤ人女性により設立された。ここで作るオリーブオイルは日本や欧州のコンクールで入宋し、高く評価されている。
このオリーブオイルを20年以上しているのが皆川万葉さん。大学時代にパレスチナに関心を持ち、留学するなど交流を続ける中で、生産者と出会い日本にも広めたいと会社を立ち上げた。すべての商品はフェアトレードで輸入し、品質への正当な対価を支払っている。そのため一般的なものより高額だが、150の店で扱われている。皆川さんが大切にしているのが現地の日常を伝えることで、本や冊子などを作ってきた。しかし今は現地を訪れることはできない。ガリラヤのシンディアナは現在も活動を続けており、担当者は関心を持ち共感してくれることに感謝していると述べた。