殿堂入りの知らせを待つイチロー氏は、どこかそわそわしている様にも見える。約5分後に電話で連絡があった。米国野球殿堂は原則、メジャーで10年以上プレーし、引退から5年を経た選手から候補者を選出。全米野球記者協会の記者が最多10名が投票し、得票率75％以上で選出。得票率5％未満ならば翌年以降は候補から外される。今回、イチロー氏の背番号「51」がマリナーズの永久欠番になると発表された。その事について「サインするときに『51』がずっと使えるというのはめちゃくちゃ嬉しい。今51歳なので、そのタイミングでの永久欠番はなかなか特別なものです」とイチロー氏は話している。
米国野球殿堂入りについて、イチロー氏が会見し、受賞した気持ちについて「今日この日を迎えられたことは言葉では言い表せないほどの気持ちです」と語った。松井秀喜氏は「米国での野球殿堂入り心より祝福致します。日本の野球にとりましても歴史的な日になったと思います。これまでの野球の常識に囚われないイチローさんなりの思考で最大限の結果を出されてきたキャリアなのではないかと感じています。改めて同じ時代に日本でもメジャーリーグでもプレー出来たことを嬉しく思います」とコメントした。イチロー氏と松井秀喜氏が野球殿堂入り発表の直近で行った対談の映像が流れた。イチローさんは「天才は松井さんの方」などと話した。