- 出演者
- 蓮見孝之 森田正光 山内あゆ 日比麻音子 南波雅俊 高柳光希
オープニング映像が流れて出演者が挨拶した。
連立の継続を巡り、自民・公明両党の党首と幹事長は午後1時45分から国会内で会談した。公明側は継続の条件として「企業・団体献金」規制強化案を受け入れるよう要求も合意に至らず。これを受け、公明・斉藤代表は高市総裁に連立から離脱する考えを伝えた。両党は1999年から野党に転落した時も含めて26年にわたり協力関係を続けてきたが、自民党の「政治とカネ」問題をきっかけに終止符が打たれた。今月20日以降に召集される予定の国会で、総理氏名選挙で公明党は高市氏とは書かない方針であり、石破総理の後任に高市氏が選出されるかどうかも不透明な情勢となっている。
公明党・斉藤鉄夫代表の会見。公明党は首班指名選挙で斉藤代表に票を投じるという。国政選挙における自民党との選挙協力は一旦白紙にし、公明党が擁立する衆議院小選挙区候補への自民党からの推薦は求めず、自民党候補への推薦も行わないとのこと。斉藤代表は「国民からの信頼を回復した上で日本の抱える諸課題に全力で取り組んでいく次第」などと話した。その上で「自民党とは敵対関係になるわけではない」などと強調した。公明党は企業・団体献金の規制強化について素案を自民側に出していたが、今日までに詳しい回答を得られなかったという。また政治とカネの問題の全容解明に取り組む姿勢が全く見えなかったとしている。
斉藤代表は「国民からの信頼なくして政治の安定はあり得ないという考えのもと自民党と政策協議を行ってきた。しかし前進がみられなかったことは大変残念」などと話した。西田実仁幹事長は「政治とカネの問題を解決しなければその他の政策も信頼を得られない。この思いから公明党は自民党に対して真剣に取り組むべきだと迫った」などと話した。今回の連立離脱の決断の根底には敗北した参議院選挙の総括があるとのこと。高市新総裁誕生のタイミングで連立離脱を決定したことについて西田幹事長は「政治とカネの問題解決の議論は石破政権時代から続けているが答えが出なかった。選挙での敗北を踏まえて新しい連立政権を組むとなった時、この問題を決着を厳しい方法でつける必要があると考えた。そのタイミングが高市総裁誕生の時にあたった」などと話した。斉藤代表は「1年以上前から議論していたが自民党は毎回『検討する』と答えてきた。今回も『検討する』との回答だった。何も進展していないのでここで離脱の決断に至った」などと話した。
公明党の斉藤代表は自民党側に連立解消を伝えた。堤伸輔は「小泉氏が新総裁になっていれば、ここまでになっていなかった。引き金は萩生田光一氏を幹事長代行につけたこと」、岩田夏弥は「高市さんは政治の金の問題は解決済みとしているが、斉藤さんは国民の感情とかけ離れていると話している。高市執行部には大きなダメージ」とコメント。
公明党が連立政権を離脱するというニュースは中国でも大きく報じられた。公明党は支持母体である創価学会の池田大作名誉会長が日中国交正常化を手動するなど、中国との関係が深く、中国側も政権とのパイプ役として公明党を頼りにしてきた。
公明党・斉藤代表は自民党側に連立を解消すると伝えた。斉藤代表・西田幹事長の会見が現在も続けられている。岩田政治部長は「斉藤代表はより一層の全容解明やケジメが望まれているにも関わらず、すでに決着済みだということで国政運営に取り組む姿勢は、国民の感情とかけ離れており、これでは政治への信頼回復はおぼつかないということで、高市総裁の方針にかなり強く批判した」と解説。堤さんは「きょう一歩も前進しなければ離脱することはやむ無しということが固まっていた、それがきょうの結果に繋がったんだと思う。このところは国政選挙の度に大きく票を減らしてきた。このままだと公明党そのものが沈没してしまうという強烈な危機感を先ほど斉藤代表は「存亡の危機」との言葉で表現していたが、あれは偽らざる心境だと思う」等とコメント。
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公明党は自民党側に連立を解消すると伝えた。斉藤代表の会見について岩田夏弥は「政治とカネの問題が起きて公明党は政治の安定の為、連立の大義を元に説明をしてきたが限界だと話していた。」、堤伸輔は「政治団体献金について公明党は受け皿を限定してほしいと主張していたが回答がなかった。」などと話した。選挙で戦うのが厳しくなる議員について堤伸輔は「競り合った選挙区では2番手と逆転する可能性がある。」などと話した。高市氏に検討を何度も訴えていたことについて岩田夏弥は「損得以上に、この状況に公明党としては耐えられないという中での今日の決断だった。」、堤伸輔は「公明党側からするとこれまでに何回も政治とカネの問題をクリアにしてくれと言ってきたのが聞かれなかったのでタイミングが遅かった。」などと話した。
総理大臣指名選挙について岩田夏弥は「この後外交日程もあるので、この後の日程の組み立ても含めて誰が主導権を持ってどうやるのかは分からない状況。」、堤伸輔は「外国では連立交渉が纏まらないといった状況が結構あり、そういう場合は今で言う石破総理が暫定的に職務を続ける。日本では外交日程に間に合わせる為に総理大臣指名選挙をやらざるを得ない。」などと話した。
自民党・高市早苗総裁の会見。今日の党首会談で公明党側からは政治資金規正法改正に関する公明党案についてその場での賛否を示すよう求められたという。自民党側は党内手続きが必要な手前一旦持ち帰って協議し、来週にももう一度協議の場を設けたいと提案。これを受けた公明党側は「それは具体的回答ではない」として一方的に連立政権からの離脱を伝えたとのこと。高市総裁は会談の中で「私が総裁じゃなかったら連立離脱はしなかったか」などと公明党側に尋ねたといい、公明党側は「誰が総裁となっても同じ」などと回答があったという。高市総裁によると、今日の会談の目的は地方議員の声を伝えることだったという。公明党が懸念していたのは政治とカネの問題で企業団体献金にこれからどのように取り組んでいくかとの質問には、「政治資金監視委員会の設置は個人的にはいいと思うがこれらも含めて自民党ではきちんと手続きを踏まなければならない、特に法改正に関して手続きを経ずに自民党の意思決定をすることは出来ない。透明化・第三者のチェック機能などについては前向きに取り組む」と答えた。連立離脱について継続して審議して連立を継続する・考え直していただく事を議論するのか、それともそのまま結論として受け止めるのかとの質問には、「政治資金問題については政治改革推進本部の議員を呼び戻してでも議論してもらいたいので少なくとも3日時間が欲しいと言ったが、今日この場で公明党案を飲むか返事を貰いたいとのことだった。幹事長と2人だけで決めるのは我が党のルールではないので受けられなかった。こちらからは協議の継続をお願いした」と答えた。鈴木幹事長は、「ねばり強く連立協議を継続して自公の連立を続けていきたいが、先方からは本日を持って連立を一旦解消すると告げられた。誠に残念というのが所見だ」と話した。
高市総裁の会見に関し、堤さんは「公明党側の決意や危機感を高市総裁は読めていなかったというのが第一印象。最後のトリガーになったのは高市総裁自身の萩生田光一氏を幹事長代行に据えるという人事だと思う。その辺が相手側にどう響いているかについても客観視できていなかった。結果的に今更論を展開してギャップが大きすぎる会談だったのだろう」、岩田政治部長は「きょうの会議は公明党が地方の皆さんと会議があったから、そこで聞いたことを自民党側に伝えるつもりで設定されていた。そのつもりで聞きに行ったところ、政治資金規正法に関する公明党案を飲めるかどうか言われ、持ち帰りたいということを言ったけれども公明党側はこの場で決めてくれということで、高市さんの言葉として「一方的に連立政権からの離脱を伝えられました」と。公明党からすると政治とカネの問題はずっと自民党とやり取りをしており、総裁が変わったけれどどうするのかということをそろそろ結論出してほしい、高市さんからするとそんなつもりの会ではなかったという大きなギャップがあった」等と話した。
公明党の斉藤代表は自民党との連立の枠組みから離脱することを表明した。1999年から野党時代も含めて26年にわたり続いてきた協力関係が終わりを迎えることになる。公明党が特に強く迫ったのが企業・団体献金の規制強化。ただ、自民党執行部は公明案では地方議員が直接献金を受けられず地方組織崩壊につながる恐れがあるとして折り合いがつかなかった。
午後1時45分からから始まった自民、公明の党首会談。1時間半に及んだ協議のあと、公明党の斉藤代表は「自公連立政権についてはいったん白紙としこれまでの関係に区切りをつけることとしたい」と連立からの離脱を発表した。
自民と公明党の連立が始まったのは1999年のこと。自民党と自由党の連立政権に公明党が加わる自自公連立だった。野党に転落したときも保たれてきた自公の協力関係。それにも関わらず今回、終止符が打たれた原因は「政治とカネ」だった。去年と今年の国政選挙では自民党の裏金問題に巻き込まれるかたちで大敗。高市総裁が就任の挨拶に訪れた時も斉藤代表は連立を継続する条件として政治とカネに対するケジメを求めていた。自民党側は公明案に地方議員が直接献金を受け取れないと猛反発していた。今後の政策協議については是々非々で対応していく対応を示した。
高市早苗総裁は「公明党からは政治資金規正法の改正に関する公明党案について、この場で賛否を示すように求められた。私1人で判断するとか2人だけで判断することはできないので、党内に持ちかえって協議して速やかに対応したいと返事した。しかしながら先方からはそれは具体的な回答ではないということで、一方的に連立政権からの離脱を伝えられた」などと述べた。自民党重鎮は自民党が公明党をなめてかかったからこういうことになったなどとコメント。公明党が離脱したことで臨時国会で行われる総理指名選挙で高市氏以外の議員が選出される可能性もある。
立憲民主党・安住淳幹事長は「決選投票というのは組み合わせいかんによっては、十分、政権交代の可能性が出てきたんではないかと思います。これから視点を変えて歩き方をしたい」などと述べた。立憲民主党・野田佳彦代表は「極めて重たい結論だったと思う。政治とカネの問題であまりにも自民党に反省が見られないということに対して、総統な危機感を持ったということだと思う」などと述べた。国民民主党・玉木雄一郎代表は「是非、政治とカネの問題に終止符を打てるように取り組んでいきたい」などと述べた。
自公の連立解消のポイントとなるのが企業・団体献金についてで、公明党の斉藤代表は企業団体献金の受け手を党本部と都道府県連に絞る規制強化の実現を求め続けていた。自民党の高市総裁からは、総裁と幹事長だけで判断できないので持ち帰って協議したいと返事をしたとした。これに対し斉藤代表は、具体的な回答ではないとして一方的に連立政権離脱を求めたとの流れになる。岩田夏弥は、一方的に離脱というのは高市総裁側から見たことで、公明党としてはこれまでもずっと言ってきたことでまだ結論が出ないのであれば離脱させてもらうということで、コミュニケーションが上手く取れていない事も露呈してしまったと話した。堤伸輔は、これまでは公明党や支持母体の創価学会とのパイプがあって情報が入ってきていたが、現在の高市氏を囲む顔ぶれはそういう人がおらず、むしろ距離を取って離れようとしていた人達が周りを囲んでいるので公明党の本気度が全く読めていなかったし情報が取れていなかったと話した。野党も反応を示している。国民民主党の玉木代表は、公明党の覚悟・決意には共感できる、今後も政治とカネの問題の現実的な解決策を実現するため共に力を合わせていければと語っている。立憲民主党の野田代表は、高市氏だけでなく5人の総裁候補全てが連立拡大を主張しパートナーに対する配慮がなかった、立ち位置に共通点があると思うのでどんな連携ができるか協議していきたいとしている。堤伸輔は、野党は野党でまとまり辛い状況があり今後の混乱の主たる原因になっていくかもしれないと話した。
これまでは主張で違いがあっても強固な選挙協力により自民・公明の連立関係は維持されてきたが、公明党が重大な判断に傾いたのは自民党の裏金問題に巻き込まれる形で去年・今年の国政選挙で大敗したことがきっかけ。公明党は企業・団体献金の規制強化を自民党側に求めたが、自民党側は地方組織の崩壊につながる恐れがあるとして受け入れなかった。自民党は今月20日か21日に臨時国会を召集したいと立憲民主党に伝えており、それまでに高市総理実現に道筋をつけたい考え。ただ公明党の斉藤代表は、総理指名選挙で高市早苗氏とは書かないとの考えを示した。立憲民主党は野党統一候補が野田代表でなくても受け入れるとの考えを野党各党に伝えており、安住幹事長も十分政権交代の可能性が出てきたと話している。ただ与野党ともに他の党と協力できる算段はついておらず、ある自民党関係者も、誰も見たことのない景色でこの先何が起きるかわからないとしている。