「サーム・ルール」の上昇について阪上さんは「予想に使うツールというよりは状況を判断するものだと思う。失業率は景気後退すると悪化するのは確かだが、最後は一気に赤字になるので、今そうなっていないから大丈夫とも言えないし、いま上がっているから危ないとも言えない。そういう意味ではあくまでも目安だと思う。去年はアメリカの製造業は誤在庫調整で減速する一方で消費が堅調で非製造業が全体を支えた。今年は利上げをしてきたので消費は減速するかもしれないが、製造業が在庫調整が一巡して回復していいくので大丈夫という見方が支配的だったが、ここに来て製造業の指数が悪化してきているので、今年のアメリカ経済堅調のシナリオに黄色真吾が灯ってきているのが現状。」などと述べた。