熊本県産山村は阿蘇山や九重連山に囲まれた高原の村で、広大な草原を生かした牛の放牧が盛ん。人口は1500ほどで、穏やかな里山の風景が広がっている。産山村は水も豊かで、降った雨水が濾過され30トンを湧き出す。村にはこんな場所がいくつもあり、暮らしの水は湧き水で賄われる。湧き水は米作りにも使われ、お酒の原料になる酒米を作っているが、変わった方法で育てている。その中にはコイがいて農家が放つ。コイの力をかりて農薬を使わずに米を作ろうと4軒の農家から始まった。6月に田植えを終えたコイが放たれ、一枚の田に400匹が放たれる。コイは害を及ぼす虫や草の種を食べて、泥をかきあげながら泳ぐため雑草も抜く。水面には抜けた葉が浮かぶ。
農薬には頼らず安心・安全な米を作るこの方法は手間がかかり、雑草は人の手で除去する。強い日差しが照りつける夏は田んぼの水温管理にも手が抜けず、水温が30度を超えるとコイが弱るために田んぼに水を引き込むと、冷たい湧き水でコイが活動的になる。その田んぼには他の生き物がたくさんいて、水辺の生き物にとって快適なすみかとなっている。7月中旬には稲の背丈が伸びてくると、そこに地元の小学生がやって来て毎年恒例の行事には水を抜く前に田んぼのコイを捕まえる。そのコイは神社の池へ離されて来年にまた田んぼで活躍してもらう。農家とコイと子供で作られたお酒は子供達が思い思いの言葉を示し、20歳への自分へメッセージを入れて皆が再び集まる日まで一本を楽しみにとっておく。8月に産山村の成人式が毎年お盆に行われ、かつて田んぼでコイを捕まえた面々が集まり、20歳を超えた若者にはお酒が振る舞われた。
農薬には頼らず安心・安全な米を作るこの方法は手間がかかり、雑草は人の手で除去する。強い日差しが照りつける夏は田んぼの水温管理にも手が抜けず、水温が30度を超えるとコイが弱るために田んぼに水を引き込むと、冷たい湧き水でコイが活動的になる。その田んぼには他の生き物がたくさんいて、水辺の生き物にとって快適なすみかとなっている。7月中旬には稲の背丈が伸びてくると、そこに地元の小学生がやって来て毎年恒例の行事には水を抜く前に田んぼのコイを捕まえる。そのコイは神社の池へ離されて来年にまた田んぼで活躍してもらう。農家とコイと子供で作られたお酒は子供達が思い思いの言葉を示し、20歳への自分へメッセージを入れて皆が再び集まる日まで一本を楽しみにとっておく。8月に産山村の成人式が毎年お盆に行われ、かつて田んぼでコイを捕まえた面々が集まり、20歳を超えた若者にはお酒が振る舞われた。
