東京・銀座にある投資家バー。トランプ氏の勝利で資産が増えたという投資家でにぎわっていた。トランプ次期政権でのインフレなどを見越して取り引きするトランプトレードに沸いている。木曜日に米国フロリダ州で開かれたのは、トランプ氏の祝賀会。ハリウッドスターのシルベスター・スタローン氏らが登場して盛り上がる中、新政権でのサプライズ人事も。ケネディ家の異端児、ロバート・ケネディ・ジュニア氏が新政権で厚生長官に指名された。反ワクチン論者を医療保健行政のトップに就ける異例の人事。また、トランプ氏の看板政策、移民の取り締まりを担う国土安全保障長官は熱烈なトランプ派のサウスダコタ州知事クリスティ・ノーム氏。移民問題でも強硬な立場を鮮明にしていた。自伝で訓練がうまくいかなかった飼い犬を撃ち殺したなどと明かし、物議を醸した人物でもある。続々と発表される人事で特にサプライズとなったのが国防長官。130万人の米軍を率いる要職に起用されたのはトランプ氏寄りの報道を続けてきた「FOXニュース」の司会者ピート・ヘグセス氏だった。ヘグセス氏は陸軍兵としてイラクなどに派遣されたことはあるものの、軍や政府で要職の経験はない。