国の重要文化財に指定されている香川県琴平町の金刀比羅宮の「旭社」は幅と奥行きがおよそ19メートル、高さがおよそ25メートルの四国最大の木造の社寺仏閣として知られているが、はりなどでシロアリによる被害が確認されたことから、屋根を支える骨組みのほとんどを改修する必要があり、去年から調査のための工事が行われている。保存修理の途中経過について金刀比羅宮の宮司など3人が報道陣を対象に説明した。この中で保存修理の担当者は耐震診断も同時に行い強度が足りないと判断した場合には対策を実施することや、屋根を解体するときに雨などにさらされないよう鉄骨でできた仮の覆いをつくることを報告した。周辺には道路がないため建設用大型機械を入れるための仮設道路を造ることも必要だと説明した。改修にかかる期間はおよそ18年だという。金刀比羅宮・琴陵泰裕宮司は「今回初めての大改修ということで私ども一世一代の事業ととらえているし、参拝の方にも多少なりとも影響があるということで安心安全面も含めて一つひとつ丁寧に解決していきたい」と話した。
