値上げの背景にある中東情勢。アメリカ・イランの協議の行方は。アメリカの複数の関係者は60日間停戦を延長しその間に核問題に関する協議を行うとする覚書の内容について“両国の担当者が暫定的な合意”に至ったと明らかにしていた。トランプ大統領はSNSに“最終的な判断を下すためホワイトハウスのシチュエーション・ルームで会議を行う”と投稿。この投稿に市場も反応しニューヨーク株式市場では協議進展への期待感から買い注文が広がりダウ平均株価は終値として初の5万1000ドル台にのった。しかしニューヨーク・タイムズは“トランプ大統領は結論を出さなかった”と報じている。ヘグセス国防長官は「合意が確実によいもの偉大なものになるよういかに忍耐強く臨んでいるか強調してほしいと言っていた」と話した。イラン側は強気の姿勢を崩していない。イラン議会ガリバフ議長はSNSに“われわれは対話ではなくミサイルを通じて譲歩を引き出す”と投稿。安易な譲歩には応じない姿勢を示している。覚書についてアメリカ側は暫定的な合意に至ったとしているがイラン側は合意には至っていないと主張している。ファルス通信による覚書によるとイランの凍結資産から120億ドルを即時支払いイスラエルが攻撃を続けるレバノンでの完全停戦の2つの条件が満たされない限りイランは交渉の次段階に進まないと伝えられている。29日に公開したYouTubeでアメリカ・ベッセント財務長官は“イランの暗号資産を凍結した”と明らかにした。スタジオで「中東情勢が長期化して食品などが値上げされ暮らしが圧迫している。家計にとっても重要な意味を持つ」と話した。
