パリオリンピックのボクシング女子75キロ級で、難民選手団の選手が準々決勝で勝利を収めて銅メダル以上が確定し、難民選手団が結成されて3大会目で初のメダル獲得を決めた。シンディウィナージャンケウヌガンバ選手はアフリカのカメルーン出身の25歳で、母国の法律で禁止されている同性愛者であることを公表し英国で難民認定を受けている。4日に臨んだ準々決勝では地元フランスの選手と対戦した。豊富な運動量で終始優勢に進め、結果は5対0の判定勝ち。銅メダル以上が確定すると、左胸の難民選手団のマークを指さし喜んだ。難民選手団は、戦争や迫害などから逃れるため生まれた国や地域を離れて難民となった選手たちにオリンピックとパラリンピックへの参加の道を開こうと、2016年のリオデジャネイロ大会から結成され、今回初めてとなるメダルを獲得した。