アメリカのサリバン大統領補佐官は5日、金正恩総書記がロシアへの武器の供与をめぐりプーチン大統領と会談を望んでいるとの情報があることを明らかにした。サリバン大統領補佐官は「ロシアへの武器の供与は北朝鮮に良い結果をもたらすことはなく、国際社会で代償を支払うことになる。」と会見で警告した。ニューヨーク・タイムズはこの会談では、ロシアが弾薬などの供与を求める見返りに北朝鮮に人工衛星など先端技術の提供することなどが議題になるとしている。G20の裏で、今日から東方経済フォーラムという国際会議が開かれることになっており、そこでプーチン大統領と金正恩総書記は会談を行うのではないかと囁かれている。元衆議員の中林さんは「アメリカ政府などはおそらく会談があるのではないかという見方をしている。ロシアはウクライナとの戦争で武器が枯渇していて、これを北朝鮮から輸入しようという思惑がある。北朝鮮はこれをチャンスと見ている可能性がある。この間北朝鮮は戦術核などを積めるようにという方向性で、潜水艦の浸水式を行っていて、益々攻撃性のある設備を整えようとしている。北朝鮮はこれを機に見返りとしてロシアの技術を求めていくことになる。これまで北朝鮮がしていたロシアへの協力は水面下でのことだったが、首脳会談となると正式に協力関係を築く新しいフェーズに入るかもしれない。」とコメントした。