ラグビーW杯の現地トゥールーズの会場には、日本戦を解説した元日本代表の廣瀬俊朗さんと吉岡真央アナウンサーがいる。昨日の試合の熱狂ぶりは地元紙でも伝えられた。昨日の日本の勝因について、ダブルタックルでゆっくりな状況を作れたことと廣瀬さんは解説した。リーチマイケル選手の大会初戦は、大会直前にけが離脱したジェームス・ムーア選手のイニシャルをヘッドギアに刻んで挑んだ。試合はリーチ選手が躍動し、42-12で日本が勝利。リーチ選手は15歳の時にニュージーランドから留学生と来日し、当時から際立ったキャプテンシーの持ち主だった。2013年に日本国籍を取得し、今は東芝ブレイブルーパス東京に所属している。前々回と前回の大会ではキャプテンとして、外国出身選手が多い日本代表をまとめた。リーチ選手が通う食堂の店主・和嶋勝博さんは、リーチ選手は絶対に残さず、チームメイトが残すと注意するのだと明かした。奥の部屋にはリーチ選手のユニフォームも飾られていて、店主が病気のときに手渡しされた。子どもたちに指導するラグビー教室の川合レオ代表理事は、リーチ選手について、見習ってほしいしああいう選手を目指してほしいと語る。廣瀬さんは今大会のキャプテン姫野和樹選手について、試合に出たらキャプテンとして考えるよりも彼らしい要素が出てほしい、ボール持ったらどんどん前に出てほしいなどと述べた。日本は次の試合、ジョージ・フォード選手擁するイングランドと対戦する。イングランド戦はスクラムなどがポイントになる。