夏、取材班は野生のパンダの出産シーンを捉えた。産まれたのはわずか100gほどの小さな赤ちゃん。妊娠期間が短いので赤ちゃんパンダは弱々しい状態。体温を維持できないため常に母親が抱いて暖めながら授乳を行う。こうして世話をしても大人にまで育つパンダは多くないという。1か月後、赤ちゃんパンダは大きくなっていた。パンダが白黒なのは雪景色に溶け込み敵から身を守るためと言われているがはっきりした理由は分かってない。秋、赤ちゃんパンダはハイハイができるようになり、母親の近くで遊び始めた。赤ちゃんは母親のフンを食べ、消化を助ける細菌を受け継いでいる。そしてもう少し大きくなると母親から木登りを教わる。1年半ほど経つと巣立ちの時。パンダは群れを作らず基本的に一人で過ごす動物。現在地球上にいる野生のパンダは約1860頭程度と言われている。