- 出演者
- タモリ 渡辺瑠海 木村佳乃 佐藤喜和 玉木康雄
のぼりべつクマ牧場は、母グマを失った野生のヒグマを受け入れ1958年に開園した。人工繁殖を重ね、今では65頭が暮らしている。全国でクマによる被害が過去最多ペースで増加しており、中でも北海道にのみ生息するヒグマは30年間で約2倍にまで数を増やした。近年はヒグマが山をおり、市街地にまで姿を見せるケースが相次いでいる。秋にクマは冬眠に向けて食べ物を探すため活発になるが、主食は炭水化物、脂質が豊富なドングリ。しかし今年はドングリが不作で、エサを求めて人里におりてくるクマが増加傾向にある。また昨今温暖化の影響で積雪が減少し、エサを探せるようになり冬眠が遅れることで冬でもクマに出会う可能性があるという。ヒグマの爪の長さは5~8cmで、かぎ爪が特徴。走るスピードは時速40~45km。クマの怖さは殺傷能力の高い鋭い爪と、人間では逃げ切れない足の速さにある。またクマの嗅覚は犬の約6倍で、数キロ先のにおいも嗅ぎつけるという。
クマはどれほどの鼻がきくのか、タモリが北海道で検証。隠したエサ3個を探し当てた。酪農学園大学講師の伊藤哲治は、クマは記憶力が良いなどと話した。一度覚えた味やエサがあった場所を覚えている。近年ではゴミなどに執着して意図的に入ってくるクマが増加。タモリは、クマの生態を人間が学習することが対策になるなどと指摘。
クマについてスタジオトーク。タモリは本当にヒグマデカいなどとコメント。酪農学園大学教授の佐藤喜和によるとクマに縄張りはないが、強い個体が良い場所を占めようとするので劣位の個体は他のクマがいない場所を求める。木村佳乃はクマは群れを作らないのか質問。佐藤教授はヒグマもツキノワグマも基本的には単独行動するが、親子や親から独り立ちした双子の兄弟は複数で行動するなどと答えた。元々生息を確認していた地域に加え、2004年以降新たに確認された地域を示す地図を紹介。ツキノワグマの生息域は40年間で約2倍に増えた。
人間とクマはどう付き合っていけばいいのか、タモリがクマの対策の最前線、北海道知床を取材。ヒグマが高密度で生息するが、約55年間でヒグマによる人身事故は8件。2005年に世界自然遺産に登録。知床のヒグマ推定生息数は300から400頭。取材中、クマが出没。東京でもクマ目撃情報が後を絶たない。先月9日、日の出町で柿の木を登るクマが撮影された。100mほど離れた住宅でも柿を食べていたという。先月9日未明にはあきる野市の住宅の防犯カメラに映っていた。
クマ対策が進む知床で現地取材を行った。知床自然センターは、知床国立公園の利用案内を行う施設。知床財団では人里に出没したヒグマの特徴を細かく記録し、個体識別を行っている。個体識別を行うことで人を襲う危険があるクマかどうかを管理し、どう対応していくかの検討材料とするという。ヒグマが出没したという通報が入ると、知床財団は状況確認を行うために情報があった場所へと向かう。通報は1日に3~5回入るという。時には観光客がヒグマにエサをやってしまうこともあり、エサの味を覚えると人里に来る可能性があるためそのクマを捕殺するしかなくなるという。重要なのはヒグマを人里に近づかせないことだといい、斜里町ではウトロ地域を約7km電気柵で囲んでいるという。電気柵が初めて設置された2006年は49件だった市街地でのヒグマ目撃数は、翌年5件にまで減少した。ヒグマが開けられないように対策したゴミ箱「とれんベア」は、旭山動物園などで何度も検証を重ね開発された。中が見えず臭いがもれにくく、ロック式で強度が万全だという。
クマに出会ってしまった時の対処法をタモリが取材。のぼりべつクマ牧場は複数の大学と共同でヒグマの研究を行うなど学びの場でもある。ここで酪農学園大学講師の伊藤哲治監修のもと、人のにおいがついたマネキンを使って検証。遭遇時に背を向けて逃げるとクマはどのような反応をするのか調べる。
クマに出会ってしまった時の対処法をタモリが取材。人のにおいがついたマネキンを使って遭遇時に背を向けて逃げるとクマはどのような反応をするのか検証。マネキンに近づいてきた。
クマに遭遇した時に死んだふりをする検証を行うとクマは頭を狙った。伊藤哲治さんは「腐ったものも食べるので死んだふりをしたら死体で食べるものだと認識されてるかもしれない。」などと話した。今年のクマ出没件数が76件報告されている栃木県那須塩原市に住む君島さんは今年6月、近所の農道で親子グマに襲われた。杖を振り回したことによってクマは立ち去ったという。過去最多ペースでクマが出没する新潟県阿賀町に住む女性は、今年9月クマに襲われ大怪我を負った。命を救ったのは普段から護身用に持っていた傘だった。佐藤教授によるとクマとの距離によって対処法が変わるという。数10m離れていれば様子を見ながらゆっくり離れる。10m以内の場合はクマ撃退スプレーを吹きかける。スプレーがない場合は、防御姿勢を取ることが重要。襲われた際は頭の後ろで手を組み顔と頸動脈を守り、ひっくり返されないよう足を開く。
世界のクマの危険度ランキングを紹介。8位はジャイアントパンダ、7位はアンデスグマ、6位はマレーグマ、5位はアメリカクロクマ、4位はツキノワグマ、3位はナマケグマ、2位はヒグマ、1位はホッキョクグマ。
9月1日から、ヒグマやツキノワグマなどが緊急銃猟の対象となった。緊急銃猟は、自治体の判断で発砲が可能となる。仙台市で、日本初の緊急銃猟による発砲が行われた。
札幌支部はベテランが残っているうちに次世代に教育する仕組みを作り上げたが、できない地域もあり死活問題となっている。人とクマの共生はしていかなければいけない。社会のインフラを支えるためのピースを次世代に向けて考えていかなければならないという。11月6日、警察庁は警察官がライフル銃でクマを駆除できるよう国家公安委員会規則を改正し13日までに訓練を行う。
「報道ステーション」の番組宣伝。「総理 午前3時に公邸”初の予算委”に備え」。
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2025年9月12日(20:00)
