- 出演者
- タモリ 渡辺瑠海 栗山英樹 田口壮 松坂大輔
松井秀喜とダルビッシュ有が大谷翔平について語る。6月17日、633日ぶりの投手復帰。7月6日には3者連続三振。7月13日にも登板。元の状態以上に戻れる自信が出てきていると語った。二刀流復活。大谷翔平の進化は止まらない。チームの戦力になれればその先が見えてくると語った。独自取材や最新技術で、大谷翔平を徹底解剖する。松坂大輔、五十嵐亮太も取材。ケガをおそれてパフォーマンスを落とすことはないと語る。松井秀喜が大谷のバッティングを語る。パドレスのダルビッシュ有がバッター大谷を語る。Wシリーズ連覇への道。
オープニング映像が流れた。
大谷選手の二刀流復活、ワールドシリーズ連覇への道を徹底解剖する。栗山さんは、二刀流が大谷選手の普通のカタチだという。投手としては着実に進歩していると松坂さんがいう。今年は逆方向へのホームランが多いと田口さんがいう。隙が無いとのこと。
全登板を分析。新たな変化が見えてきた。自身最速164キロはなぜ出たのか。ここまでピッチャーとして6試合に登板してきた。ストレートが進化を遂げた。五十嵐亮太さんがアリゾナへ。大谷はブルペンでの投球。ケガをおそれてパフォーマンスを落とすことはないという大谷選手。パワーピッチャーとしてのこだわりは変わらないという五十嵐さん。新たな調整法に乗り出す大谷選手。マイナーリーグで調整登板するのが一般的。しかし大谷の場合、打者として出場するためそれはできず、試合開始4時間前に実践形式で登板した。6月17日に投手復帰。100マイル、161キロをマーク。1度目の手術後初戦では152キロを記録。1回1失点で投げ終えた。3回ウラにはタイムリーヒット。2安打2打点。154キロくらいで投げたいと思っていたという。D.ロバーツ監督は、野球ファンとしてはたまらない光景だったという。6月23日はナショナルズ戦。復帰後初の三振を奪った。第5打席にはホームラン。ロイヤルズ戦で3試合目の登板。メジャー自身最速の164キロを出した。7月6日はアストロズ戦。復帰4試合目。7月13日にはジャイアンツ戦で復帰5試合目。ストレートで3者連続三振。復帰6戦目のツインズ戦では、ホームランを打たれ、後続を三振にとった。センターへ特大のホームラン。3回1失点。46球の力投。会見では順調に来ていると語った。ストレートの変化がある。筑波大学の川村教授にこれまでとの違いを聞いた。一塁側へ傾き右腕をより縦に振る意識を持っているという。手術前は一塁側への傾きはほとんどない。力強いストレートが生まれるフォームになっているという。ドジャース投手コーチ補佐のC.マクギネスは、いままでよりフォームは良くなっているという。タイミングを合わせてボールに力を伝え、効率良く投げられるフォームを見つけたという。ロイヤルズ戦で投げたストレートは映像やデータでみても最高のレベルのものだったという。進歩していると会見で本人は語った。バックスピンがかかって浮力が上がってくるのは以前より増していると川村教授がいう。新たな球種が加わったという。縦のスライダーを操れているという。投球割合はストレート49パーセント、スイーパー25パーセント、スライダー11パーセント。三振を奪った数は、スライダー5個、スイーパー4個、ストレート4個。進化したストレートと、新たな武器の縦のスライダー。ドジャースの編成分武のA.フリードマンさんは、去年、大谷選手はポストシーズンを経験して世界中が大谷のバッティングを見ることができた。今度はバッティングとピッチングの両方をみられるのは本当に特別なことだと思うという。プレーオフに進出できた場合、大谷は先発?それともクローザー?という質問に、フリードマンさんは、クローザーとしても一流になれるという。
大谷選手の復帰登板で気になったシーンを紹介。大谷選手は先発投手として1回を投げ終わり、1番バッターのためベンチ前で打席の準備に移る。レギュラーシーズンの攻守交替時間は2分。準備ができていないと1ストライクからのスタート。この時は約2分17秒かかってしまったが、特例で準備ができるまで待ってくれた。タモリが二刀流の苦労を体験。レッグガード・足甲ガード・アームガード・手袋・手甲ガードを着用。田口は「2分以内につけて打席に立つのは相当脈拍上がったまま行かないといけない」と話した。
- キーワード
- 大谷翔平
今季の全ホームランを一挙大公開。始まりは東京での開幕シリーズ第2戦。4万2000人の大観衆が注目する中、確信の一発が飛び出した。
- キーワード
- 大谷翔平
第2号は、本拠地ドジャースタジアム。第3号は、自信2度目のサヨナラHRでメジャー70年ぶりの開幕8連勝となった。トランプ大統領に称賛を受けた直後の試合では、4試合ぶりにホームラン。長女の誕生を報告した10日後、パパになって最初のホームランを放った。5月を迎え、約190キロの弾丸アーチは着弾まで約3.7秒だった。さらに、5月はホームラン量産体制に入る。今季初の2打席連続アーチが飛び出した。千賀滉大との今シーズン初対決が実現し、先頭打者ホームランを放った。アーロン・ジャッジとのMVP対決は初回からジャッジがパワーで見せると、そのウラ大谷翔平もホームラン。さらに2本めも放ち、1か月に放ったホームランは15本で自身最多タイで締めくくった。6月第1号は、この日死去した長嶋茂雄さんへの追悼のアーチ。二刀流復帰後の2試合目では、669日ぶりの登板日での一発を放った。日本人選手3人目の日米通算300号を達成した。昨季より14試合早く30号に到達。31号は31歳初ホームラン。前半戦の締めくくりは、日本人初のスプラッシュヒットを達成した。前半戦32ホームランは球団最多記録。オールスターゲームでは、2打数1安打で終えた。4試合連続となるアーチは、日本人初の快挙。球団タイ記録の5戦連続ホームランも放った。
- キーワード
- 大谷翔平
タモリは印象に残っている大谷翔平のホームランを聞かれ、スプラッシュヒットと答えた。栗山英樹は長嶋茂雄さんがお亡くなりになった日のホームランについて、絶対に打たないといけない時にホームランを打つのが印象に残っているなどとコメントした。
- キーワード
- 大谷翔平
カブスの鈴木誠也選手は今季前半戦で25HR・77打点のキャリアハイをマークし、打点王などタイトル争いに名乗りを上げている。またドジャースの山本由伸投手は最多勝・防御率で好成績を収め、メッツの千賀滉大投手も山本由伸投手と成績を競い合っている。一方ベテランのエンゼルス・菊池雄星投手とオリオールズ・菅野智之投手も此処まで安定したピッチングを披露している。他にもカブスの今永昇太投手ら復帰組も活躍を見せている。
松井秀喜さんは大谷翔平選手について「自分はレフトスタンドまでボールを運ぶほどのパワーが無かったが、大谷の場合はパワーと技術があり、広角にホームランを打てるので本数も多い」、「特に大谷は打つ瞬間の手の位置が捕手寄りにあるので、ボールを長く見れるのでコンタクト率も高い」など話した。
- キーワード
- 大谷翔平
メジャーでデータ分析を専門に行うアドラーさんは大谷翔平選手のスイングについて「スイングスピードが速いからボールを引きつけて捉えてもパワーを出せる」などと話した。スイングスピードとホームランの関係について森下義隆さんは「今季の大谷選手の平均スイングスピードは約120キロ出ている。ホームランに必要なスイングスピードは110キロぐらいなので十分」などと話した。ドジャースのバンスコヨック打撃コーチはスイングスピードを生み出す秘密について「大谷の腕の使い方はゴルフの動作に近く、スイングの軌道が他の選手よりずっと大きい。腕が長いからより大きな弧を描き身体の後ろからスピードを加えられる」などと話した。
- キーワード
- ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平
松井秀喜選手と大谷翔平選手のスイングを比較。田口さんいわく、松井選手は打つ前に頭の位置が前に入るが、大谷選手は頭の位置が後ろに下がるという。さらに大谷選手の場合は手が後ろに入るのでつま先と手の距離が離れ、これによってスイングの加速度が上がるという。
大谷翔平選手について栗山さんがダルビッシュ有投手にインタビュー。打者・大谷翔平についてダルビッシュ投手は「機械のように同じ動きができるのでタイミングが同じであればどんな球でも打つ」などと話した。その裏にはデータに基づく球種の分析等があるとのこと。その大谷選手をダルビッシュ投手はこれまで11打数1安打に抑えている。ダルビッシュ投手は「ピッチングマシーンではなくピッチャーになることが抑えるための一番の方法。大谷選手の裏をかいて勝負した。次に同じ手は通用しないと思う」などと話した。
- キーワード
- 大谷翔平
投手・大谷翔平についてダルビッシュ投手は「ピッチングはパワータイプ。また打者の視点を持っているから自分の足りない部分が分かっている」などと話した。
- キーワード
- 大谷翔平
ダルビッシュ投手に話を聞いた栗山さんは「次の世代にデータも大事だがピッチャーとして大事なことがあると野球界全体にメッセージをしているというか、日本の野球スゴいから皆でこれやっていこうぜっていうダルの大きさに感動」と話した。松坂さんは「今の若い選手はデータを大事にして、それをきっかけに技術も上がったりしてはいるが、野球は読みだったり間が大事だったりするので、勝負を分けるところは人間の力」等と話した。
- キーワード
- ダルビッシュ有
今年4月、第一子を授かった当時、その喜びを「幸せな寝不足」と表現。これまでも大谷は睡眠の重要性を口にしてきた。実は球場には選手専用の仮眠室がある。子どもが3人いるコペックは仮眠室の常連だそう。ドジャースは仮眠室に1台約2400万円のベッドを導入。番組スタッフがメーカーに問い合わせたところ、日本のテレビで初めて体験させてもらえることに。上のライトもベッドの一部で挟み込むようにして選手を癒やす。メーカーによると、上下の赤外線ライトが体を温め、関節・靭帯・筋肉に働きかけるという。また、水素を吸引する装置も付いている。フリーマンもベッドが気に入ったようで自宅用に1台買ったという。ドジャースは「Zerobody Dry Float」というベッドも新たに導入。最新の温熱式ウォーターベッド。無重力のような浮遊感で温泉に入っているように感じながら眠ることができるベッド。価格は1台で約500万円。
メジャーリーグの父親休暇リストについて。田口さんは「アメリカの出産事情が日本とは違うのでこの日と決めて産める。なので3日間きっちり取れる」等と解説。
ドジャースワールドシリーズ連覇に立ちはだかる壁。パドレスとは先月、4連戦で計8死球で2度の警告試合になった。大谷が2個の死球を浴びながらも自ら火消しに奔走する事態に発展。まさにドジャースにとって因縁の相手。そんなパドレスは、今季もF.タティスJr.など豪華タレントが健在。ジャイアンツは、左右のWエースのR.レイ、L.ウェブがいる。フィリーズには14年連続2桁本塁打のB.ハーパー、最多安打争いのT.ターナーなど強打者がずらり。去年ドジャースとリーグ王者をかけ死闘を繰り広げたメッツ。ヤンキースから移籍したJ.ソトやP.アロンソがいる。カブスは、ドジャースに引けをとらない攻撃力を誇り、打点王を争う鈴木誠也に加え、史上3人目の前半戦で25HR25盗塁を達成したP.クローアームストロングがいる。ブルワーズは、6月にメジャーデビューした新星J.ミジオロウスキーに注目。今月9日、大谷にソロHRを許したものの、最速164キロを出すなど6回を投げ12奪三振。初めてのドジャース戦で勝利を手にした。
ドジャースワールドシリーズ連覇への道に立ちはだかる壁。ヤンキースとマリナーズには、各地区での順位争いに加えもう1つ注目を集める熱い戦いがある。ジャッジと熾烈なタイトル争いを繰り広げるマリナーズのC.ローリー。守ってはキャッチャー、打っては左右両打ちでHRを量産。今月、オールスターのホームランダービーで史上始めてキャッチャーでの優勝を手にした。