インドネシア・ジャカルタ近郊にある政府の研究機関の一室で、日本企業が主導するプロジェクトが進められている。インドネシアは天然ガスを豊富に産出する国として知られるが、一般家庭ではほとんど使えない。家庭に届ける配管を整えることが困難で、ガスをボンベに入れて運ぶ必要があり、従来のボンベは他界圧力を必要とする天然んガスを入れられず、海外から輸入するプロパンガスに依存している。そこに目をつけたのが兵庫・中央区のスタートアップ企業。こちらでは北川さんが開発した多孔性金属錯体を使用していて、この材料の普及のために開発したのが次世代型ガスボンベ。年間最大20トン生産している。今後は性能を社会の中で実証していくことが求められる。インドネシアでエネルギーの地産地消につながると考えている。年明け以降、家庭での実証が始まる。エディ・ウィボウォ局長は、政府の課題の新たな解決策となりうると期待を語る。
