きょうの特集は、暑い時期に活躍する極上の日用品。達人は、江戸切子プロデューサーの椎名さん。伝統工芸品の職人について、椎名さんは、全体としては減少傾向にあるが、江戸切子では、現状維持か、少し増えていて、工芸品によって違いがあるなどと話した。籐工芸は、耐久性が高く、30年以上使い続けられるという。「籐と和紙のうちわ」は一般的なうちわの半分ほどの重さだという。東京洋傘は、糸1本1本を染色して作っている。近くで見ると柄がぼやけているように見えるのが、絵の具がにじんだような風合い感につながり、立体感を生んでいるという。椎名切子は、江戸切子の技術に、サンドブラストという技術を合わせた今までにない江戸切子。椎名さんは、父の技術「平切子」をグラスに活用した江戸切子の開発を始めたが、江戸切子感があまり出なかった、弟がやっているサンドブラストの技術を組み合わせ、酒を注ぐと反射することを狙って開発を進めたなどと話した。今後について、椎名さんは、ガラスの加工の可能性はまだまだある、海外の展示会にも出たいなどと話した。