米国の実業家ら4人を乗せたスペースXの宇宙船「クルードラゴン」について。宇宙開発の歴史上、国の宇宙機関に所属しない民間人として初めて船外活動を行った乗組員たちが、先ほど地球に帰還した。宇宙船に搭乗していたのは、米国のIT企業の創業者・ジャレッド・アイザックマン氏ら4人の民間人。打ち上げられたのは今月10日。12日には、アイザックマン氏ら2人が船外活動に挑戦した。数分間宇宙空間に体を出し、宇宙服の状態の確認などを行った。国の宇宙機関に所属しない民間人では宇宙開発の歴史上初めて宇宙空間での船外活動を行った人物となった。そして15日、予定していた活動を終え地球に帰還した。宇宙船は専用の船で回収された。今回の宇宙飛行は、アイザックマン氏らが企画した「ポラリス計画」というプロジェクトの一環で、今後も有人での宇宙飛行が行われる予定。