ダ・ビンチは巨大騎馬像の模型を完成させ、模型はスフォルツァ家の結婚式で当時の王宮の中庭に展示されたという。しかし1499年にフランス軍がミラノに侵攻し、ダ・ビンチが巨大騎馬像のために集めた銅は大砲の弾に使われてしまった。そしてダ・ビンチが完成させた模型はフランス軍によって破壊されたという。これを機にダ・ビンチはミラノを去ったとのこと。ダ・ビンチは巨大騎馬像を完成できなかった大きな後悔の念を持っていたという。スフォルツェスコ城から西に約5kmの場所のところにあるのがサンシーロ トロット競馬場。サンシーロ トロット競馬場は100年以上前に完成した。その競馬場の入口にあるのが10トンもの銅を使用した巨大な騎馬像だった。この騎馬像はダビンチが多くの馬のスケッチを描いていたものを再現したものだという。ダビンチは父親に認められず公証人の職を継げなかった。なんとか認めさせたい。それが巨大騎馬像の完成だった。