2009年4月14日、アメリカ・ボストンのホテルで女性の射殺事件が発生。被害者のジュリッサの右手首にはナイロン樹脂の結束バンドが巻かれていた。ホテルの部屋に残された血痕は部屋の入り口付近に集中。落ちていた薬莢は全部で3つ。さらに室内の引き出しからジュリッサのものと思われる現金が見つかった。
ダニエル捜査官は枕の位置に違和感を持つ。警察はジュリッサが通う大学や自宅周辺で聞き込みを行い、ジュリッサがアルバイトでマッサージセラピストをしていたことが分かった。ジュリッサはコミュニティサイトに広告を出して集客していた。ダニエル捜査官は事件のわずか4日前に現場近くでよく似た事件が起きていたことを報告される。被害者のトリシャもフリーランスのマッサージセラピストで同じコミュニティサイトに広告を出していた。犯人は拳銃で脅し結束バンドで自由を奪った後、財布を浮き取るとそのまま部屋を出ていったという。
警察はトリシャが襲われたホテルの防犯カメラ映像を確認し犯人らしき男の姿が映っていた。トリシャは強盗犯とは面識がないと証言。ジュリッサが殺害されたホテルの防犯カメラ映像にもトリシャを襲った犯人と特徴が一致した男が映っていた。犯行後の男の足取りを防犯カメラのリレー捜査で辿り男の横顔が確認できた。強盗・殺人事件は連日メディアを賑わせた。警察は情報とともに男の写真公開にも踏み切る。