エリート医大生・フィリップは殺人と強盗の容疑で逮捕された。医者を目指して英才教育を受けエリートとして順調に成長してきたフィリップ。半年後には結婚を控え順風満帆な日々を送っていた。しかし望むことは何でも叶う毎日に退屈し新たな刺激を欲していた。日常では味わえないスリルを求めて犯罪に手を染めた。防犯カメラに素顔を晒す警察への挑発行為も彼にとってはゲームだった。フィリップの自宅からはマッサージの予約に使ったパソコンや大量の結束バンド、犯行に使われた拳銃などが見つかった。逮捕から1年後、裁判の判決が下される前にフィリップは拘置所の中で自ら命を絶った。