セブン&アイホールディングスは買収提案を受けているカナダのコンビニ大手・クシュタールとの協議内容の一部を公表した。株主宛ての書簡では、特別委員会が買収を検証する条件として、クシュタールがアメリカで展開する約7000店舗の全てを一括売却することなどを提案したとしている。その理由についてアメリカの独占禁止法上の課題を解決するためとしているが、クシュタールにとってはハードルの高い提案とみられ、応じるかは不明。またセブンの北米子会社のトップを務めるジョセフ・マイケル・デピント氏が9日付で取締役を辞任したことも発表された。本人からの申し出によるものとしているが、セブンの関係者は「なぜこの時期に辞めるのか動機が謎だ」と話している。