米国大統領選挙の投票日が来月5日に迫り民主党・ハリス副大統領と共和党・トランプ前大統領の支持拡大に向けた攻防が激しさを増している。ハリス氏はCNN主催のイベントに出席し、ナチスドイツのヒトラーを称賛したとされるトランプ氏について「ファシストだ」と表現して「米国の幸福と安全にとって危険だ」とこき下ろした。ハリス氏は投票先を決めかねている有権者に向けて「私の政権はバイデン政権の続きにはならない」と述べ、「新たなアプローチで生活の改善などに取り組む」と訴えた。対するトランプ氏は「大統領就任初日の最初の1時間で国境の封鎖を成し遂げる」と述べ、バイデン政権のもとで不法移民や国境警備に不満を募らせる有権者に照準を合わせ、勝敗を分ける激戦州での勝利を狙っている。